音楽と趣味とそれから雑多な事、

山間の田舎から連連と綴ってます。

夜間飛行という余りに出来過ぎた花、

休日だった為、午後から上映の『メアリと魔女の花』を見に行ってきました。率直な感想を言うと説明不足が否めず、絵柄から『ゲド戦記』を彷彿とさせました。

以下ネタバレを含みます。あくまで個人的感想です。

トーリーに関しては、自分が大人になったと言えばそれまでですが、主人公に感情移入できず、ただ我儘な子供が自業自得でトラブルに巻き込まれていくという印象を受けました。

描写に関しては、小道具(家に飾ってある写真など)・背景・序盤の大叔母が種を持って逃げるシーンは圧巻で、声優陣も俳優業の方が多い中、天海祐希さん演じる魔法大学の校長は群を抜いて素晴らしく、エンドクレジットを見るまで田中敦子さんが演じているものだとばかり思っていました。佐藤二朗さんのフラナガンも良い味を出しており非常に好印象でした。

しかしながら説明不足だと思う点も多くあったと思います。大叔母が逃げおおせて老女になるまでに何があったのか、劇中に登場する猫は本当に使い魔なのか(特に言及されず)、何故赤毛が『偉大な魔女』の特徴として挙げられているのか等々…挙げればキリがないです。極めつけは物語のキーアイテムである『夜間飛行』。この花が何故『夜間飛行』という名前なのか最後まで説明されませんでした。

原作に沿う形ではなく、大叔母に焦点を当て逃げおおているまでに何があったのかのストーリーも見てみたかったです。庭師のお爺さんと何か関りがありそうでしたが説明が一切ありませんでした。

全体としては素晴らしい作品だとは思います。ただ惜しい。喫茶店で食べるピラフ、街のパン屋さんのサンドイッチ、海洋堂の妙にリアルなガチャガチャの様に些か惜しい。

あくまで個人的感想です。(ジョンウィック・チャプター2を見れば良かったと思ってるのは内緒で…)

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